少々抽象的な表現になりますが、香港・マレイシアも含め、中国人という単一民族はないので、共通項を括る様な公式は無理に当てはめられません。したがって、いかに多くの物差しを持って、様々な尺度に対応出来るかが肝要で、その物差しの種類を増やすためには、如何に多くのローカルの方々との接点・ネットワークを持てるかが鍵となります。そういった意味で、今は上海の3倍の長きに亘って関わってきた台湾の物差しの方を多く持っており、その分、仕事や人々との付き合いはしやすいと感じています。
そして、何よりも肝要なことは、日本人としての物差しもしっかり使うべきところでは使うことと思います。台湾や上海での仕事や人々との交流を通じ改めて認識した日本の素晴らしい物差しも多々あります。自分の尺度もしっかり持ちながら、相手の尺度も尊重することが本当のグローバルだと感じています。
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