観光感想(その1)
11月16日台湾三田会の「平成の会」に初めて参加させて頂き、皆さんと一緒にとても楽しい一日を過ごすことができました。
総幹事の柯さんと幹事の黄さんは、今回平成の会の為に三つのプランを計画されました。
まず最初は、台湾三田会前林会長の祖先である板橋林家の邸宅であった「板橋林家花園(林本源園邸)」を訪れました。現在は台湾の国定古跡に指定されており台湾で現存する最も完全な園林建築であり様々な建物には元々台湾には見られない彫刻等が飾られています。その中には飾りとしてはあまり見られない蟹もあり、日本語ガイドは「ここに蟹を飾っているのは、家主の為に蟹はお金を咬むという意味です」と説明してくれました。確かに板橋林家は五大氏族の一つに挙げられている名家で、現在でも台湾経済界で実力をもっている一族として知られています。100年以上経過してもなおその中国式の庭園の魅力はますます人の心を引きつけています。最後に板橋林家花園をバックに一緒に記念写真を撮り次の観光場所である鶯歌街に移動しました。 |
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板橋林家花園 |
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↑ 出発~副会長の宗澤さんからのご挨拶 |
↑ 皆さんが解説員の話を真剣にきいています。 |
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↑ 三落旧大厝 |
↑ 聖旨 (天子の命令) |
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観光感想(その2)
次に訪れました鶯歌街は「陶瓷老街」と呼ばれる有名な町で、100軒近い陶磁器のお店や、陶器体験工房、お土産店などが集まっていまして、車の乗入れが禁止されていますので時間の許す限りゆっくりと買い物を楽しむことが出来ます。家内の話では、「日本人学校のお母さん達は、日本へ帰国する前に、わざわざ鶯歌街に来て好きな陶器や食器などを買って台湾でのいい思い出を持ち帰る人が大勢います」とのことです。私は板橋林家花薗に飾られていた「蟹の陶磁器」を探しましたがなかなか見つからなかったので結局食べ物を買いました
まだまだ見たい所がいっぱいありましたが昼食の時間になってしまいました。 |
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鶯歌老街散策 |
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観光感想(その3)
昼食は伝統的なインテリアの店で台湾伝統料理の客家料理でした。中華料理と比べ郷土料理の味付けは印象的でとても美味しかったです。
美味しい客家料理を満喫した後、最後に「三峡清水祖師廟」を訪れました。 |
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昼食~傳香客家伝統料理 |
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↑ 許文星さんから乾杯の音頭 |
↑ こんな料理を食べました |
観光感想(その4)
この祖師廟の面積は500坪しかなく、三回に亘る再建工事は1947年から今年まで61年経過していますが今なお建設中だそうです。また有名な芸術家の李梅樹は46歳から82歳で亡くなるまでに再建工事に全力を注いだそうです。一番感心したのは廟内代表的な石彫りで、有名な職人3人で一本の石柱に鳳凰50羽を彫るのに1000日間かかったそうです。また、木彫りの木獅子も素晴らしく全て一本の木から彫ったもので、獅子が踏んでいるボール、口に噛んだボールのいずれも動かすことが出来ます。この彫刻芸術の素晴らしい祖師廟は、国内外の芸術家が訪れるくらい魅力があり「台湾の宗教芸術の殿堂」と言われています。
帰りのバスの中では、観光を終えた皆さんはやや疲れた感じでしたが、幹事の黄さんから台湾の伝統的なデザートである「粉粿」に「蜂蜜(ハチミツ)をかけたら美味しくなります」と台湾の店員さんが紹介すべきところ日本語を間違えて覚えていたらしく日本人観光客に「鼻水(ハナミズ)をかけたら美味しくなります」と紹介したという笑い話を聞き全員おもわず大笑いをしました。
台湾の文化に触れる秋の一日を満喫したと共に皆様との触れ合いがとてもいい思い出となりました。
1995年(平成7年)工学部卒 叶 洋志
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三峡清水祖師廟 |
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↑ 三峡清水祖師廟の正門 |
↑ 皆さんが天井の彫刻を見ながら、解説をきいています。 |
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↑ 石彫りの柱 |
↑ Happy Birthday to 長島さん |