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春のゴルフ慶早戦で幸運にも優勝することが出来ましたこと本当にうれしく思います。更にホームページ開設の機会にゴルフについて寄稿するように依頼される栄誉にし二重にうれしい気持ちで一杯です。
台湾着任以来、数多くのゴルフのプレーの機会に恵まれて、私の人生でこれだけプレーしたことはありません。本当に多くの方々と楽しくプレーをさせて頂いてます。
取り分けゴルフ大好きな三田会の皆様、人情味溢れる飯沼さん、いつも明るい濱野さん、ロングドライブの朝枝さん、堅実なプレーの葉添信さん、名コーディネーターの林華明さん、包容力の豊かな柯孫達さん、練習会にお付き合い頂いた村田さんなどと一緒にプレーすることは最高の幸せです。
特にこの早慶戦に参加し、ベスト１０に入ることは名誉のみですが、自己満足に浸れる一時です。
朝枝氏曰くライダーズカップの如しであると。
私は前３回参加させて頂きました。１回目は１０位に遠く及ばず、参加することに意義がありました。なんと言っても鶴田さんの三越の商品がもらえるのだから。
パーティーの席では初出場の挨拶の機会を頂き、次回臥薪嘗胆で１０位以内にがんばりますと決意表明。
迎える２回目は、天気は霧そして強風雨の嵐の決戦。どうなることかと思っていたが１００を目標にと挫けずプレーした結果、結果は１０２でベスト１０入り。
忘れもしない、順位発表の時、１０位で私の名前が呼ばれた瞬間、飯沼さんの「あーあ」これで負けたとの大きな溜息。
数秒後の早稲田の１０位発表で一転、慶応優勝の逆転劇で涙、涙、涙。
そして今回は、前日大雨。また前回の再来か。完全雨具を準備。装着し参加。
集合時間では曇天。なれど終日曇天の天候でしたが雨降らずでした。
淡水自己ベストの９０を目標に、ボギーペースで行こうとこころに決めて、スタートへ。
更に三田会同伴競技者は葉添信さん。キャディーにも恵まれなんと５位。
そして更に新ペリアによるHDCPで幸運にも 優勝というおまけまで獲得出来ました。
私のゴルフ歴は３０年を越えています。
その間一生懸命練習場に通った時期もあれば、暫し休みを取った時期もありましたが続けて今日に至っています。
ゴルフの腕前は他のスポーツと同じで能力、努力、センスが必要で、残念ながら
相変わらず、賞賛されるレベルからほど遠い状況です。
しかし、長く続けてこれた１つの理由は、ゴルフには不思議と１ラウンドに１回くらいプロ並みのショットがあったりします。また幸運なショットがあります。ボールが地面や木に当たったり、本来ならトラブルになるところがフェアウェーに戻ってきたり、アプローチがホールインしたり、などで良いスコアが出たりしたからではと思います。
もう一つの理由は自分の立てた目標を実現してしまうことがあるからです。
台湾着任以来、ゴルフに関して、次のような結論に達しました。
ドライバー・フェアーウエーウッドは道具。なんと言ってもハイテク技術の
粋を結集した商品であること。道具は腕前を助けてくれる。
アプローチは経験。経験を積めば改善する。
パットはセンス。練習してセンスは磨けば光る。
一打一打大切にして決して諦めない精神力。
そして良きアドバイザーでありパットのセンスを生かしてくれるキャディーがいれば、鬼に金棒。そして優勝は運。
慶早戦ではこの経験を生かすべく、まずドライバーは、濱野さんにお願いしてダンロップのゼクシオに買え変えました。
またフェアーウエーウッドも新設計のヘッドの５番を買いました。
アプローチは従来ピッチングを多用していましたが、９番の方がミスが少ないとのアドバイスを取り入れ、主に９番を使用。
パットはセンスというものの道具も変えて、オディセイのパターを購入。
そしてゲームを投げないことを肝に銘じました。
但しキャディーと優勝は当日のくじ運まかせ。
(老淡水）
（ＩＮ）
１０番ショートホール
今回は特別に買った＃５ウッドを打ったら右の手前のバンカーへ。
期待の５番は不発に終わった。やや気分は落ち気味。グリーンまでやや距離があり
砂の上でボールが浮いている状態なのでサンドウエッジでなく、９番で土手に当てて、ワンクッションでオンを目指したが、土手に当たらず、奥のラフへ。さあ大変。
ここ一番９番アイアンで寄せる腕前は世界一と自己暗示して軽く打つとピン横２メートルにナイスオン。
キャディーの助言通りのラインを打ちきり入れてボギー。
このキャディーとの呼吸はいい予感。
１１番ミドルホール
第１打は新調したゼクシオこれがナイスショット池まで１１０ヤード。
度々池に入れるので慎重に８番でアプローチ。池が気になりグリーンをオバー。
奥のラフへ。そこから下りの難しい１０ｍのアプローチ。ピン上に２ｍ。
キャディーの助言通りのラインであわやナイスパー。しかしボギー。
１２番ミドルホールは、パー。
１３番ロングホールは、ドライバーは好調。第２打も好調。第３打これが右に出て、林方向トラブルあわやOB。
幸運にも枝に当たって、ラフ。枝が邪魔して高いボール打てない。転がし気味に花道からグリーンオン。
無理せず２パットのボギー。
１４番ミドルホールは３オン２パットのボギー。
１５番ロングはティーショットが右方向にしかし枝に当たって、トラブルにならず。折角の幸運もセカンドは右の林へ。ここからでは直接グリーンは狙えず、次は無難にフェアーへ。
しかし力んでアプローチをダフリ、ダブルボギー。
１６番ミドルホールは、ドライバーがチョロ。セカンドのダフリチョロ。漸く残り１３０ｙｄｓへ。ところが残りを１００ｙｄｓと読み間違え、ショート。アプローチも長いパットを残して、トリプルボギー。
気落ちして向かったIN１７番ショート
何と１８０ｙｄｓこれが新兵器の＃５ウッドで手前からナイスオン、７−８メールを２パットでパー。
INの最終１８番ミドルホール。ドライバーが右に出て、あわやトラブル。これが木の枝に当たって木の下のラフ、セカンドは＃５アイアン。垂れ下がった木の枝に当たったものの何とかバンカー手前のラフへ。
ここから会心のアプローチでグリーンオン。
但し下りの難しい２ｍのライン。キャディーの読み通りパットしたら、ナイスパー。
これで４５
（OUT）
１番ミドルはドライバーで気持ちよくスタート。第２打もグリーンまで１０ｍ位のナイスポジション。ところ第３打の花道からのアプローチがトップして失敗し、グリーン奥のラフへ。
結局ダボ。若干気落ちしたものの２番ショートホールでパー。
３番ミドルでまたもやダボ。
４番ミドルで何とかアプローチを寄せてボギー。
５番ミドルホール。左はOB、手前池、打ち下ろしで狭いホール。ハザードが多く臆病者には難しいホール。今回はドライバーナイスショット。アプローチも何とかグリーンオンしてパー。
６番ロングホールは４オンでパーを取り損ねボギー。
７番ロングホールは打ち上げで、山登りホール。バタバタして危うくトリプル。漸く何とかダボ。
８番ショートホールは池に入れないことを念じてショット。右奥の難しいラフ。
そこからナイスアプローチでなんとかグリーンオン。ボギー。
９番ミドル最終ホールはここでパーでなければ、ボギーペースは実現できず。
ドライバーがナイスショット。しかし残り２００Yds。これをまた＃５ウッド。
左のラフながらナイスショットピンまで２０ヤードに。ここから９番でピン奥３メーター。
この奥からのパットがキャディーのライン通りに入る。パー。これで４５。
何と自己実現の９０となりました。
中部銀次郎の言葉を引用すると
「最善を尽くし天命を待つ心境でプレーを続けていると、頃合いを見計らって
＜神の手＞が差し伸べられてくる。そして思ってもみないような素晴らしいショットをさせてくれたり、難しいアプローチをピタッと寄せてくれたり、長いパットを入れてくれたりする。自分の実力ではないので＜神の手＞としか言いようがない。」
次回も１０位入りをめざして慶応の勝利に貢献すべく是非がんばりたいと思います。
最後に早慶戦の開催にご尽力をして頂いている三田会幹事の皆様に
本当に感謝気持ちで一杯です。ありがとうございました。
（Ｓ４９ 文学部 和田 滋）■
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